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世界遺産の祈りと青い海に出会う、五島列島・奈留島の旅

五島列島のまんなかに浮かぶ奈留島は、江上天主堂に受け継がれる祈り、透明な海、あたたかな島の暮らしが息づく場所。にぎやかな観光地では味わえない、心ほどける島時間が待っています。

五島列島のまんなかに浮かぶ、静かな島

奈留島は、五島列島のほぼ中央に位置する小さな島です。2004年に五島市と合併するまで一つの町として歩み、2018年には江上天主堂と周辺集落が世界文化遺産の構成資産となりました。

世界に誇る歴史を持ちながら、島に流れる時間は今もおだやか。飾りすぎない風景と暮らしの気配が、旅人をゆっくり迎えてくれます。

祈りの記憶をたどる道

かつて奈留島は、本土で迫害を逃れた潜伏キリシタンたちがたどり着いた祈りの島でもありました。人々は島の集落に寄り添いながら、日々の暮らしの中で静かに信仰を守り続けました。

現在、地域では古くから歩かれてきた巡礼路を見つめ直す取り組みも進んでいます。道を歩けば、教科書の中の歴史ではなく、島に残る記憶としてその物語に触れられます。

青とエメラルドが重なる海

奈留島の風景を印象づけるのは、深い青からエメラルドグリーンへと表情を変える海。入り江や浜辺、展望所から眺める海の色は、季節や時間によって少しずつ違って見えます。

五島列島ジオパークの一部である海岸線には、島の成り立ちを感じさせる地形や岩肌が広がります。穏やかさと力強さが同居する自然も、奈留島らしい魅力です。

釣り人も通う、恵み豊かな海

潮の流れに恵まれた奈留島周辺の海は、釣りを楽しむ人にも知られる場所です。季節ごとにさまざまな魚が狙え、港や磯には島ならではの海時間が流れています。

豊かな海で育った魚介は、旅の楽しみのひとつ。釣る、食べる、眺める。海との距離が近いからこそ、奈留島では海の恵みを身近に感じられます。

旅を特別にする、島の人との出会い

奈留島の魅力を語るうえで欠かせないのが、島の人たちです。信仰や文化の違いを越えて、世代を重ねながら支え合ってきた暮らしが、今の島のあたたかさにつながっています。

約1,700人が暮らす小さな島では、旅人との距離も自然と近くなります。漁船に乗る体験や島の手仕事に触れる時間など、ここでしか出会えない島の日常も旅の思い出に。歴史にふれ、海を眺め、人と出会う。奈留島には、急がず味わいたい旅があります。

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