「人と繋がる」奈留島の暮らし
暮らしてびっくり!奈留島民さんの「人と繋がる」暮らし方
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はじめまして。まきこです。
「旅で訪れた奈留島にひとめぼれ。島民さんも呆れる頻度で通いつめ、ついには住民票まで移してしまった」
そんな経歴をもつ、奈留島に移住して5年目の島民です。
なぜ、この町にそこまで惹かれているかというと、それは雄大な自然があるからでも、美味しいお魚が食べられるからでもありません。(もちろん、どちらも大好きです!)
わたしが奈留島旅行のリピーターになり、住処として選ぶに至った1番の理由。
それは、ここに暮らす人であり、その繋がりの形でした。
縁あってこちらに記事掲載の機会をいただいたので、島民さんには当たり前で島外の方には新鮮な、奈留島暮らしの形についてお伝えできたらと思います。
通えば故郷、暮らせば親戚、食卓を囲めばもう家族
奈留島に暮らす前、わたしは旅で10回以上この町に通いました。
旅をすることはもともと好きで、ただ、どちらかというとそれまでは、同じ場所を旅するよりも、たくさんの街を訪ねることにワクワクを見出していました。
ひとつの町にここまで足しげく通ったのは、奈留島が初めてです。
なぜ、ここだけが特別だったのでしょう。
今振り返るとそれは、この町を故郷と勘違いしたからなのかもしれません。
少しも変わらず、だけどその時々で表情を変える無防備な大自然。
おかえりの言葉とともに、笑顔で迎えてくれる温かな人たち。
その心地よさに、気付けば「帰って来た」気持ちにさせられていたのです。
島に暮らすようになってからは、その感覚がさらに強くなりました。
ちゃんとごはんを食べているのか気にかけてくれたり、庭の草刈りを手伝ってくれたり、あらゆる場面でアドバイスをくれ親戚のように接してくださる島のみなさん。
中でも、食卓を囲んだことのある友人たちに至っては、もはや家族も同然の距離感!
人口が1,800人を切っている奈留島では、性格も背景も異なる人が一堂に会する機会も少なくありません。
そういった場で、都会で知り合っていたら交流しなかっただろう人とも、好きも嫌いもなく当たり前に近い距離で、笑ったり泣いたりにぎやかに過ごす日々はとても貴重で尊いです。
お金を介さずに島中をめぐる、色々な「モノ」たち
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街に暮らしていた頃、何か新しいモノを取り入れたいなら、それを手にする手段は「お金」一択だと思っていました。
だけど、奈留島に暮らし始めてびっくり!
お金じゃないモノが、当たり前のように日常をかけ巡っているのです。
「庭の野菜が育ったから分けてやっよー」
「ヒラマサ釣ったけど食べるか?」
「かまぼこ作るけど、いっしょにやってみる?」
「今日は夕陽がきれいだろうから船に乗せようか?」
こんな風にみなさん、ご自身の持つモノを惜しみなく与えてくださいます。
はじめはそれが申し訳なくて、お金を払わせてくださいとお願いしていましたが、それを受け取っていただけたことはほとんどありません。
しかし、もらってばかりでどうしようかとソワソワ過ごしたのも最初のうち。
良いのか悪いのかいつしかこの風習に慣れ、気づけばそれらをありがたく受け取るようになりました。
代わりにわたしも、外出するときはお財布の代わりに、何かモノを持って出かける機会が増えています。
誰にもジェネレーションギャップを感じなくなった
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奈留島には、街にあるような流行りものはありません。
だからでしょうか。
わたしは奈留に来て、どんな方に対しても年齢差によるギャップを感じなくなりました。
もっというと、年齢だけでなく、その人の肩書きさえも意識しなくなりました。
目上の方たちも、自分たち若輩者から対等に何かを受け取ろうとしてくださるし、年下の子たちも、流行など関係なく同じように対等に接してくれる。
島民のみなさんがそういうスタンスだから、わたしも対等な気持ちでいられているのかもしれません。
おかげで、下は0歳、上は87歳まで年の離れたお友達ができました。
年齢も肩書きも気にしていないとはいえ、自分とは異なる背景を持つみなさんと接する時間は、いつも新鮮で学びが多いです。
最近は、親友のおばあちゃんに
「年取ってから退屈しないように、手芸くらい覚えなさい」
と言われて、いっしょに編み物をして遊んでいます。
わたしは絵を描くお仕事をしているので
「年を取っても、絵があるからきっと退屈しないよ!」
と強気なツッコミも入れつつ、親友とおしゃべりしながら手を動かす時間を楽しんでいます。
まとめ
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いかがでしたか?
人と人とが心地よく繋がる奈留島暮らしの魅力、少しでもお伝えできたでしょうか?
・経済はお金だけで回っているのではない。
・世の中にはいろいろな年齢、人生の背景を持つ人がいる。
・だけど、本質的にはみんな同じ人間であることに変わりはない。
あらためて言葉にすると当たり前のことばかりですが、これらを近い距離で「当たり前」だと実感できたことは、わたしの人生に大きな安心と豊かさをくれました。
デパートやコンビニ、便利なものは奈留島には何ひとつありません。
だけどここには、ほんとうに必要なものはすべて揃っているんです。
この町に当たり前に存在している暮らしは、都会にも過去に存在した暮らしであり、もしかしたら、これからわたし達が目指した先にある、未来の暮らしでもあるんじゃないかと感じています。
今年もこの町で学ばせてもらいながら、奈留島暮らしを思いきり楽しみたいと思います。
島での日常は各種SNSでも発信していますので、ご興味あればこちらもぜひ覗いてみてくださいね。
ひとこまきこ
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